fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

ブログを始めて約1月が経ちました

前に、「ゲイブログをもっと読みたい」ということを書いた。

読む量は実際に増えているのだけど、それ以上に読み方が変わりつつあるなと感じている。自分がゲイブログを書くことで、他の人が書いたゲイブログをより深く読めるようになってきた。

他のゲイブロガーさんがブログを開設した直後に書いた記事を読むと、「ああ、この人も僕と一緒のことに悩んでいたんだな」とか、「ブログ始めて1ヶ月でこんなに行動してるこの人は本当にすごい」とか、文章に入り込んで読めるようになった。

それと、自分でもゲイブログを書きつつ、リアルタイムで更新されていく他の人のブログを読むと、住んでいる場所も、仕事も、生活も、年齢も違うだろうけど、同じ時代(なんていうと大げさだけど)を生きているゲイの人が居る、ということに安心を感じられる。

 

ゲイブログの中でも、特に、僕と同年代の人(「同年代」って便利な言葉だ。僕は広くとらえてます。)や、30歳を過ぎてからゲイであることを受け入れた人のブログを熱心に読んでいるのだけど、ネット上だけでなく、現実世界でも積極的にゲイとして活動している人が多い印象がある。

ゲイ活動を積極的にしている人の文章を読むと、僕がゲイの人と直接会うのは、いつ、どんな人になるのかなとか、その時はどんな気持ちになるのだろうとか、ドキドキとワクワクで頭がいっぱいになる。ゲイ友達ができて会って話ができたら、また一段階世界が広がるだろうなと思うけど、その一方で、新しい世界に踏み出すとき特有の怖さもちょっぴり感じている。

 

実際には、僕はゲイブログを始めてから、というより人生で一度も、現実世界でゲイとしての活動といえるようなものはまだ何もしていないのだけど、僕は行動する前にあれこれ知りたがる性格なので、こういうスロースターターなゲイブログもあって良いんじゃないかと思ってる。

 

僕がこの1月でやったことは、まず、自分がゲイであることを受け入れたきっかけ的なことをいくつか書いて、それと、読んだ本の感想や僕の日常生活を書いた。 

ゲイブログを始めて良かったと思えたことは色々あるけど、楽しかったのは、自分が男性に魅力を感じたことをそのまま書けること。

この間書いた、英語で道を聞かれた話は、あの時の外国人のお兄さんがカッコよかったことを誰かに言いたい!とずっと思っていたんだけど、僕がゲイだと知らない友達や職場の人達にそんなことを話す訳にもいかず、誰かに伝えたいと悶々としてたので、あの記事を書けてとてもスッキリした。

fuchi00.hateblo.jp

 

ブログに投稿した記事を数えてみると、約1月の間に12個の文章を書いていたけど、ブログを始めた直後はこんなに書くとは思ってなかった。せいぜい週に1〜2個、7〜8個の記事を書く位かなと思っていたのだけど、これは予想外だった。

 

もっと予想外だったのは、他のブログで、自分のことに言及してもらったり、自分との共通点を見つけたときに、コメントを書いたり、応答のための文章をブログに書いたり、メールを送ってみたりしたこと。

ブログを始める前は、ゲイブロガーの人に直接何かを伝えるなんて、恐れ多くてとてもそんなことはできないと思っていた。

だけど、ブログで自分のことを少しずつ開示していくことで、ゲイブロガーさんとコンタクトを取るハードルが確実に下がった。送信ボタンを押す時はかなり緊張したけど、それでも、一歩前に進めた。

 

こうやって、自分の中のハードルを徐々に下げていければ、少しずつでも、きっと世界は広がっていくのかなと思ってます。