fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

期限を区切ることができないもの

前回、ゲイとしての来年の目標を考えていると書いたけど、あらためて「来年」と期限を区切って考えてみると、これが難しい。

僕がゲイとして望んでいることについて、前にこんなことを書いた。

僕は、僕と同じようにじっくりと考えを深めていく人とか、あるいは僕とは真逆に、考え過ぎだよと笑いながら、それでも話を聞いてくれる人とか、今思いついたのはそういう人だけど、それ以外の人も含めて、僕の文章を読んでくれる人と、このブログを通じてつながりができたらいいなと思っている。 

fuchi00.hateblo.jp

 

これは、今の僕にとって、まさにゲイとしての目標といえるものだと思う。

ただ、これは期限を区切ることができない目標だと思っている。僕は、ゲイとして誰かと交流することを望んでいるけれど、それは資格試験とは違って、相手が居なければ成り立たないことだ。

また、何人とメールができたら、あるいは何人と会えたら終わり、みたいに定量的に評価できるものでもないので、そういう意味でも、期限を区切ることにはそぐわないと考えている。

僕から発信していかないとゲイの人との交流は始まらない、という意味では目標を立てて自分で頑張るべき面もあるけど、最終的には、相手の方が僕に関わりを持ちたいと思っていなければ成立しない。相手の感情に関わることは僕にはどうしようもないので、これは僕にとって「当面の目標」ということにしようと思う。

 

そうなってくると、自分ができる範囲で立てられる「来年の目標」は、「ブログを書き続けること」になるのだろうかと思った。今月末で、約2ヶ月間ブログを続けることができたけど、これを来年、もう1年間続けてみる。これなら、期限を区切る意味がある。1年でブログを辞めるつもりはないけど、期限を区切ることで、この目標を達成するための課題が見えてくる。

 

ブログを書き続けるということは、単純なように見えるけど、実現するためには考えなくてはいけないことが多いように感じている。

そもそも、僕がゲイであることを受け入れたきっかけからして、働いてばかりの生活で倒れるという出来事があった訳で、今年ほどではないにしても、仕事が忙しくなってきたら、どこまでブログを書けるのかという心配はある。仕事以外のことも含めて、予想できないことが起きるのが人生なんだと、僕は今年とても強く実感したので、「ブログを書き続ける」という目標のために、できる準備はしておきたい。

下書きなしでブログを書く実験を試してみたのには、これから先、土日の1〜2時間しかブログに時間を充てられなくなった時の備えという意味もある。やろうと思ってみれば、意外と下書きなしでも書けるということが分かったから、「ブログを書く時間を確保すること」が目標を達成するための中間目標ということになる。

ただ、睡眠時間を削ったり、帰宅後にリラックスする時間を減らすと生活に支障が出てきそうだから、主に仕事をできるだけ効率的に終わらせる、という方向で時間を稼ぎたい。

 

ブログに書く内容(ネタ切れ)についてはあまり心配はしていない。これまで、このブログにはゲイ活動の実体験的なものは書いていなくて(そもそも体験がないから書けないのだけど)、僕が書いてきたのは、僕の過去の体験や日常の出来事から、僕が感じたこと、考えたことを文章にすること。それらの文章の中に、現実世界で話すときには隠さざるを得ないゲイとしての一面を盛り込みながら書いていくこと。これを引き続き続けていきたい。

 

ありがたいことに、自己紹介のページを作った後、ゲイの方からメールを頂くことができて、メールのやり取りを続けさせてもらっている。これは、ブログを始めたばかりの頃には考えられなかったことで、大切な一歩を進めたなと感じているし、メールアドレスをブログに載せて本当に良かったと思っている。

未だに現実世界でゲイの人と会ったことがない、ということに焦りを感じることもあるのだけど、少しずつ前進しているはずだから、「現実世界でゲイの人と会う」ということについても、「当面の目標」の一つとして、焦りすぎず、いつか実現できたらなと思う。