fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

感謝の言葉

神原さんが、2年間続けていた毎日の更新を不定期更新にして、少しお休みするという記事を書いていた。

mituteru66.hatenablog.com

 

神原さんの文章は、ゲイを自認したばかりの僕が、ゲイとしてどう生きていくかを考えるうえで沢山の示唆を与えてくれた。また、神原さんは、このブログを始めたばかりの頃に何度か僕の文章を紹介してくれた。神原さんが僕の文章を紹介することでできた縁が、他のゲイブロガーさんと仲良くなるきっかけになったこともあった。他にも、僕の文章を読んでくれているのかなと思う文章を神原さんが書いていることもあったりして、それがとても嬉しくて、励みになっていました。

 

僭越ですが、神原さんが大切にしたい、やってみたいと思うことに取り組んでいくのを応援しています。

 

この間、年齢を重ねていくことについて、今の僕が考えていることを文章にしてみた。そのことについて考えを少し進めてみたのだけど、去年、ゲイであると自認できる前の僕は、ゲイという側面についてできるだけ考えないようにする代わりに、ゲイ以外の側面では、自分にできそうなことで将来の選択肢を増やせるものはなんでもチャレンジして、何かを捨てることなく、出来る限り人生の可能性を広げようと行動していたと思う。

それで得たものもあるけれど、どこまでも可能性を広げようとした結果、去年は仕事で無茶をして身体を壊すことになってしまった。

それ以降は、人生の可能性を全方向的に広げるよりも、今の自分を取り巻く環境を踏まえて、大切にしたいものに優先順位をつけることも人生を生きる上で必要なんじゃないかと考え始めた。それで、ゲイを自認した後は、自分のできるペースで、少しずつ、ゲイとしての側面で行動を始めている。最初は文章を書くことしか思いつかなかったのが、今では、ブログを始めた頃には想像できなかったくらい、世界が広がりつつある。そして、これから先も、前に進んでいきたいと考えている。

人生の可能性に優先順位をつけることで、何者かになれる可能性は減ってしまうかもしれないけど、無限の可能性を手が届きそうな選択肢に限定することで、僕が望むもの、僕がこれまで出会った大切にしたい人、そしてこれから出会う大切な人と一緒に生きていきたいという気持ちが見えてきた。それは人生の無限の可能性とくらべても、遜色ないくらい魅力的なものだと感じている。そして、そういう風に考え始めてから、僕は、やっと僕自身の人生を歩み始めることができたように感じている。

 

ここには書ききれないことも含めて、神原さんには心から感謝しています。本当にありがとうございました。区切りとなる文章を読んだ神原さんの読者からメールが沢山届くだろうと思うので、ブログに書きました。また神原さんの文章を読める日を楽しみにしています。