fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

敬語の崩し方

最近、ブログを全然書けていませんが、書きたいことは溜まる一方です。一度溜まり始めると書くのが余計に難しくなってきてるので、とりあえず今考えてることを書いてみます。
 
最近考えていることの一つに、「敬語を崩すのが難しい」ということがある。そんなことに悩むのかって人もいれば、あぁそれ悩むよねって人もいそうなテーマだと思う。
 
初対面の人と会う分には敬語で問題ない、というかマナー的にも敬語で良いと思う。だけど、繰り返し会う人がいて、相手の方が少しずつ敬語を崩してくると、それを関係性が縮まってきた証みたいに嬉しく感じる一方で、僕の方は敬語を崩せなくて、他人行儀な雰囲気が残ってしまうことがある。なんだか僕のほうが壁を築いているような気がして、もっとフランクに話したいと思うのだけどつい敬語を続けてしまう。そんな時にどうやって敬語を崩していけば良いのかなーって考えてます。
 
社会人になってからの友達で、最初は敬語で話してたのが今は全く敬語じゃなくなった友達がいるので、その時はどうだったかを振り返ってみると、あるタイミングで一気に敬語をやめたというより、お互いのそれまでのイメージとのギャップにツッコミを入れ合ううちに敬語じゃなくなった、という感じだった。
ギャップというのは、例えば、規則正しい生活をしてるように見えたけど、深夜にポテチ一袋食べた翌朝に胃がもたれて苦しがっていたりとか、ハマってる趣味を語る姿があまりに熱心で普段と雰囲気が違ったりとか。そういう時に茶化す感じでツッコミのようなやり取りをしてるうちに、敬語が抜け落ちていく感じです。
自分の隙というか、肩の力を抜いている姿を見せて、そこに敬語では言うのが難しいツッコミを言い合うことで、「そこまで気を使わなくていい」というメッセージを言葉にはしないけれどお互いに了解し合った、と言えるかもしれない。
 
ここまで書いてみると、敬語を崩すことができないっていうのは、僕が素の自分を見せることにまだ躊躇していて、理性で押さえ込んでる面があるということなのかも。
僕が、男の人を好きになる自分を受け入れるのが遅かったのは、理性で感情を押さえ込む習慣が強かったのも一つの理由なのかなと思っている。なので、ブログでは自分の気持ちをできるだけ素直に書こうとしているのだけど、現実の世界では、中々文章と同じようにはいかない。何でもかんでも素の自分を見せれば良いって訳でもないけど、人間関係を深めたいと思う(思ってくれる)人には、もう少し、自分の気持ちを表に出していきたいなと思う。