fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

偶然を楽しむ余裕を持つこと

「偶然を楽しむ位の余裕があった方がうまくいくよ」

おそらく一年以上前だったと思うけど、アプリを使うかどうか迷っていた頃に、ブログ繋がりの友達(Yさんとしておく。)から言われた言葉だ。

言われた直後はそんなものかと受け止めていた。言葉としての意味はわかるけど、その頃は仕事も結構忙しくて、僕は何事も事前に計画して予定通り進むことに安心を覚えるタイプだったから、余裕ができても偶然を楽しんでいる自分があまり想像できなかった。

ただ、なぜかこの言葉は頭の片隅にずっと残り続けていた。ひとまず仕事に忙殺されるのはやめてみようと、1年くらいかけて周りの環境を少しずつ変えて、仕事以外に使える時間を増やしてみた。

その成果でだんたんと仕事以外の生活を丁寧にできるようになってきて、さてどうなるかなと思っていたのだけど、余裕が生まれると偶然を楽しむことができるんだと感じる象徴的な出来事が昨日あった。

 

昨日は、Yさんとは別のブロガー(こっちはHさんとしておく。)と外でお酒を飲んでいたのだけど、だいぶ酔いも回った頃、Yさんから僕にLINEが来た。近況を尋ねるなんてことない連絡だったけど、ブロガーと飲んでるときに別のブロガーから連絡がきたことになにかワクワクする予感があった。

YさんとHさんは元々やり取りがあって、お互い会ってみたいと去年からいっているのを僕は知っていた。ただ、コロナのこの状況下で実際に二人が会うのが難しいことは想像に難くなくて、この偶然を逃す手はない、という思いが湧いてきた。そこで、一軒目のお店を出た後は周囲に気兼ねなく話せるカラオケ店に移動して、YさんもLINEで参加してもらって、3人での二次会にしてみた。

結果はかなりうまく行った。初対面の会話だから、YさんとHさんの二人は最初はかしこまった感じだったけど、それが徐々に打ち解けていくのを側で聞くのが(遠慮ない普段の二人を知ってるから余計に)すごく面白かったし、僕も含めた3人それぞれの違うバックボーンが作用して、自分には思いつかない内容に会話がポンポン弾んでいくのが楽しかった。もちろんブログの話題も出て、とある人のブログで僕たちが三兄弟に例えられたことを話している時は、色々あったけど、ブログがあったからこそ今があるんだよねと、あらためて感慨深いものがあった。

昨日、僕が意識的にやったのは、YさんからLINEがきたとHさんに伝えたこと位で、後はその場の流れに身を任せていた。それでうまく進むんだという経験ができて、しかも、偶然を楽しむ位の余裕があった方がうまくいく、と教えてくれたYさんにも楽しんでもらえる形になってとても良かった。

 これからもできるだけ余裕を保って、偶然を楽しみながら過ごしていきたい。