fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

ブログを書き始めて気付いたこと

先日、ゲイブロガーの神原さんにこのブログを紹介していただいた。

mituteru66.hatenablog.com

この方は、ゲイブログを毎日更新し続けているというすごい人だ。毎日の更新というところはすごすぎて真似できないけれど、色々なことをブログ運営の参考にさせてもらっている。特に、ブログを通じて「ゲイ以外の共通項を見つけてもらう」という考え方は、僕がこのブログを始める決心を後押ししてくれたもので、とても共感している。

mituteru66.hatenablog.com

 

このブログを始めてから約2週間が経った。今はまだ、ブログ運営を僕の生活の中にどう組みこんでいくか、試行錯誤の真っ最中だ。

一日の生活リズムとのバランスをどうやって取っていくか。朝、起きがけに書くとスッキリした頭で書けるけど、出勤前の時間があわただしくなる、夜寝る前に書くとついつい夜ふかしして睡眠時間が少なくなってしまう。また、平日は仕事の都合で早く帰れる日もあれば、帰りが遅くなってしまう日もある。無理のない範囲でマイペースに、という方針で色々と試しているところだ。

 

ブログ運営は試行錯誤の真っ最中だけれど、僕がゲイであるという、これまで隠し続けてきたことを書いて、その文章を誰かに読んでもらえるという初めての体験に、僕はじんわりとした温かさを感じている。

 

文章には、書いた人の人柄が現れる。僕の文章にも、僕が意識していることだけじゃなくて、意識できないことまで含めて、僕がどういう人間なのか、その断片がこめられていると思う。文章の内容はもちろんだけど、語彙のバラエティ、文体、てにをはの使い方、文と文との間の呼吸の置き方や、同じ内容の文章でもどういう語順や並べ方で構成するか。文章を読み続けていくと、書いた人の人柄が見えてくる。

僕の文章は堅苦しいし、長文になりがちで読みにくいと思うけど、僕がこれまで一人で抱えていた気持ちを吐き出してみたら、それを読んでくれる人がいた。そのことが単純に嬉しかった。

 

前回の記事は後ろ向きな過去を書いたものだったから、投稿して良かったのかなと実は不安だったけど、複数の方がはてなスターをつけてくれて、読んでもらえたのだとホッとした。

はてなスターという仕組みは、ブログを始めるまでは全然ピンとこなかった。だけど、ブログを書く立場になってみると、ブログの作者に「あなたの文章を読んでいるよ」と気軽に伝えられる仕組みの持つ意味が理解できた。ブログの記事にコメントを書くのはかなりハードルが高いけど、はてなスターならクリック一つで簡単に伝えられる。ブロガー同士の、ゆるい繋がりをつくるためにとても練られた機能だということがわかった。

 

自分の考えたことをできる限りありのまま、素直にこのブログに書きたい。ゲイの人達が書いたブログをもっと読みたい。ブログを始めてからの2週間で、その気持ちが自分の中で着実に根を張り始めている。