fuchi's diary

都内在住のゲイの感じたこと、考えたこと

2019-01-01から1年間の記事一覧

ブログ開始から1年を振り返る

去年、このブログで初めての記事を公開してから、1年が経ちました。 最初に投稿した記事の冒頭で、「ゲイとして生きていく自分を受け入れる決心がついた」ということを書いていたのですが、この記事を読むと、ブログを始めたばかりの頃の、ものすごく気負っ…

ダイニングテーブルを買いました。

引っ越しを考えている、という文章を書いてからあっという間に2月弱が経っていた。 9月頭に申し込んでいた賃貸物件には結局決まらなくて、ガックリしていたのだけど、その直後に僕の希望する条件にもっと合致する物件の募集を見つけて、結局そこを借りるこ…

心の消化過程

引っ越しに備えて、再読したい本ともう読まないだろうから処分する本の整理を始めた。僕は同じ本を繰り返し読むのが好きで、もう一度読む価値があると思えばずっとその本を手元に残しているのだけど、ジェームズ・W・ヤングの『アイデアのつくり方』もそうい…

引っ越しが決まる前のそわそわ

ここ数週間、引っ越しをしようと賃貸物件のサイトを見たり、不動産屋に行ったり、内見に行ったりしてる。1つ気に入った物件があったので申込みをしたのだけど、僕の他にも何人か同時審査を行っているようで、非常にそわそわした気持ちでいる。 ゲイと自認し…

平成最後の夏に出会った言葉

梅雨が明けて、夏の暑さが連日続いている。 僕には去年の夏の記憶がほとんどない。前半は仕事に忙殺されていて、後半は働きすぎでダウンしていたので体調を回復させることに精一杯だった。 ただ、そんな中でも記憶に残っていることがある。日付は覚えていな…

敬語の崩し方

最近、ブログを全然書けていませんが、書きたいことは溜まる一方です。一度溜まり始めると書くのが余計に難しくなってきてるので、とりあえず今考えてることを書いてみます。 最近考えていることの一つに、「敬語を崩すのが難しい」ということがある。そんな…

ゲイの友達について

このブログを通じてゲイの方と個別にやり取りをするようになってから、ほぼ半年が経った。僕は自分がゲイだと自認するまで、相手がゲイと分かって誰かと話したことはなかったから、この半年は、何度も新しい経験をさせてもらった。今も1〜2ヶ月前を振り返…

『カササギ殺人事件』の感想

今日はあまりの暑さにとうとう冷房を使い始めて、涼みながら読書してました。読んだのは『カササギ殺人事件』というミステリーです。友人からオススメされて手に取ったのだけど、2018年末に結構な話題になっていた本みたいです。 www.bookbang.jp 小説の…

相性の合う・合わないはどうしたら分かる?

最近、ゲイの著者が書いたカミングアウトに関する本を数冊読んでみた。正確には、Kindleで買った本をiPhoneの読み上げ機能を使って聴いてみた。 iPhoneの読み上げ機能は、「異性愛者」を「ことせいあいしゃ」と読みあげたりして、最初は本の内容を理解できる…

スマブラで息抜き

最近、肩に力の入った文章が多い気がするので、たまには趣味の話を。 前にも書いたけど、僕はゲームをするのが趣味の一つで、結構好きです。 fuchi00.hateblo.jpペルソナ5とのコラボがあると知って購入したスマブラに、とうとうペルソナ5の主人公「ジョー…

会話の際に気をつけてること

ゲイの人と直接会って話すようになってから、数ヶ月が経った。この数ヶ月で学んだことは多々あるのだけど、相手がいることもあって、文章にしていいのか、あるいはどういう文章にするべきか悩んで中々書けないでいた。ただ、色々と経験した直後だからこそ書…

ゲイであると自認すること

はるたろーさんが最近書いた記事を読んで、「ゲイであると自認すること」についてあらためて考えてみた。ゲイであることをいつ自認するかは人それぞれだ。僕は、30歳を過ぎてゲイであると自認したけれど、10代で自認する人もいれば20代で自認する人も…

感情と論理

最近、日々の生活の中で感じたちょっとしたことを書いてみたいと思うことが増えてきた。日常の中で「感じたこと」を書くのは、ブログの説明文にも書いているとおり、ブログを始めた当初からやっているつもりなのだけど、はてなブログのフォーマットだと「僕…

生活リズムの再調整

先週の後半ぐらいからどうも気分が落ち込み気味で、特にこの間の土日は、グルグルと悩みがちな週末を過ごしていた。 週末に書いたブログの下書きを読み返してみると、「大学生や社会人になりたての頃にゲイであることを受け入れていたら、僕の人生はどうなっ…

感謝の言葉

神原さんが、2年間続けていた毎日の更新を不定期更新にして、少しお休みするという記事を書いていた。 mituteru66.hatenablog.com 神原さんの文章は、ゲイを自認したばかりの僕が、ゲイとしてどう生きていくかを考えるうえで沢山の示唆を与えてくれた。また…

年齢を重ねた先にあるもの

最近、年齢を重ねていった将来の自分のこと、10年くらい先の自分のことについて、考えることが多い。 去年までの僕は、自分が年を取るということをあまり考えていなかった。 1年後、2年後くらいの未来は想像できるけど、今とそんなに違わなさそうだから…

あれは初恋だったのか<下>

ようやくタイトルの問いにたどり着いた。僕の心は、あの日、T君の温もりを感じた時から、T君に猛烈に惹きつけられてやまなくなった。 T君に惹きつけられたあの感情が恋だったのかは、今も断言はできない。でも、きっと恋だったんだと思う。僕がT君に抱いた感…

あれは初恋だったのか<中>

30分くらいの間、T君を抱きしめ続けていると、ようやく涙がとまってきた。でも、僕はT君の温もりから離れるのが惜しくて、T君に密着したままもぞもぞし続けた。しばらくするとT君も僕の涙が止まったことに気づいたようで、僕の背中を撫でていたT君の手が動…

あれは初恋だったのか<上>

僕は女性とお付き合いをしたことがある。彼女との交際は、僕が男の人にしか性的関心を持てないという現実に直面して、逃げるように別れて終わってしまった。彼女を傷つけてしまったことは本当に申し訳ないと思うと同時に、僕自身も、現実を受け止めきれず、…

人間関係を育むということ

最近、人間関係、特に友情や愛情といった個人的な関係について、どうしたら築いていけるのかを考えることが多い。思考の出発点は、人間関係は必ず相手がいて、相手とともに育んでいくものだということ。改めて書いてみるとなんて当たり前のことだろうと思う…

世界の地図を書き足していく

前回書いた記事を読み返してみたら、まるで、ドラクエ6で現実世界のムドーを倒してダーマ神殿が復活した後、初めて自分で操作する船旅に出たときのような、あるいはFF7でミッドガルを脱出して、初めてフィールドマップに出たときのような、そんな開放的な…

前に進む勇気をくれたもの

1月末で、ブログを開始してから三ヶ月が経つ。僕はこのブログを始めたとき、こんなことを書いていた。 ゲイの知り合いもいないし、周囲の誰にカミングアウトしたこともない。ゲイとして生きると決めても、何から始めて良いのかも分からない状態だけど、まず…

上を向いて走ろう

『僕たちのカラフルな毎日』の感想を書いてから、仕事もプライベートも色々と動きがあって、特に金(の夜)・土・日と連日人と会う予定が入ったのはかなり久しぶりだったのだけど、今日はその最後のイベントとして、友人に誘われて、都内で開催されたマラソ…

『僕たちのカラフルな毎日』の感想

『僕たちのカラフルな毎日 ~弁護士夫夫の波瀾万丈奮闘記~』を読みました。 僕たちのカラフルな毎日 ~弁護士夫夫の波瀾万丈奮闘記~ 作者: 南和行,吉田昌史 出版社/メーカー: 産業編集センター 発売日: 2016/04/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品…

読書の季節

今日、TOEICを受けてきました。 TOEICの試験は、休憩なしで2時間、リスニングとリーディングの試験が続く。2時間も机に座って問題を解き続けるのは久しぶりだったので、集中力が持つか不安だったのだけど、受けてみると意外と保つことができた。分からない…

英語に耳が慣れてくる

英語の勉強をしていて思ったことがあったので、この時期にこんな勉強をしていたという記録も兼ねて、書いてみます。 今は、TOEICの公式問題集(リスニングパート)をこんな感じで使ってる。 (1)英文は見ないで、音声だけで英語を聞き取れるかを試す。この…

言葉の選び方

1月2日、悠さんに僕のブログに触れてもらったことをきっかけに、自分の書いた文章を読み返したら、こんなことを書いていた。 文章には、書いた人の人柄が現れる。僕の文章にも、僕が意識していることだけじゃなくて、意識できないことまで含めて、僕がどう…

お雑煮に入っている大根

新年最初の記事は新年の抱負を書こうかなと、先月の中旬位にはそう思っていたのだけど、年が明ける前に今年の目標は色々書いてしまったので、新年にふと感じたことを書くことにした。 元旦は、実家でお雑煮とおせちを食べた。実家で作るお雑煮は、昆布だしに…